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委任状作成におけるトラブルの原因
委任状においてトラブルが起こる原因は、基本的に次の二つ。これらを把握し、しかるべき対処をあらかじめ行うならば、委任状は安全に機能します。
- 本人が、代理人に代理権を与えた覚えがなかった場合。
- 代理権の範囲をこえて、代理人が契約をしてしまった場合。
こうしたトラブルは、完全に防ぐことができます。委任状の記載内容を正しくすればよいだけです。安易に委任状をしつらえたとき、ミスが小実可能性が高まります。ここでいうミスとは、曖昧な解釈を許す文章を書いてしまうことです。
委任状の鉄則は、「いつ」「誰が」「どのような権限を誰に与えたか」を明確にすることです。可能なときは、その権限を与えた期間についても記載するとより確かな委任状となります。
良い委任状とは、誰が見ても、内容がはっきりしていて、関係者がみな特定されていて、代理範囲が明確になっているものなのです。
また、空白をあまり残さないようにしなければなりません。スペースをあまり作りすぎると、第三者がそのスペースを利用して、自らに有利な文言を付け加えたりする可能性があります。この種の委任状のトラブルはひじょうに多く報告されていますので、ぜひ、注意してください。用紙は適切なサイズで、勝手に付け加えられることのないように配慮してください。